執着を捨てる
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
タカミチです。
 
最近YouTubeで、とても参考になる説法をしてくれる、スマナサーラ長老という方の話を聞いています。
 
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)という宗派の長老で、2000年頃から日本で仏教の伝導のため活動しているようです。
 
今回紹介したいのは、「次元の高い悟った人間になるには 普通の人との違いを解説【スマナサーラ長老切り抜き】」という動画です。
 
「悟りを開いた人の視点から観る、幸せとは何か?」ということを教えてくれています。
 
答えを出すのが難しい究極の命題だと感じますが、「執着を捨てるとは、どういうことなのか?」ということについて書いてみたいと思います。

執着を捨てるということは、何も持たないということではない

 
仏教の教えを広めた、悟りを開いたお釈迦様の教えをひとことで言えば、「執着を捨てなさい」ということになります。
 
スマナサーラ長老がとても分かりやすく解説してくれていますが、人は「”ある”ことに幸せを見出す」価値観で生きているということですね。
 
家族がある、お金がある、物がある、、、そうした対象があることに幸せを感じています。
 
その一方で、これらがあるからこそ、失うことへの恐れや不安、悲しみなどが発生するわけですね。
 
だから、それらへの執着を捨てることで、いつも心を穏やかに保ち、何事にも恐れることなく平穏に生きる事ができるという教えが、仏教の根本思想でしょう。
 
これをそのまま受け取ってしまうと、「じゃあ、始めから何も求めずに、諦めた方がよいのか?」、「持っているものすべてを捨てて、何にも執着が生まれない状態が最上なのか?」という、極論が生まれるものです。
 
もちろん、この通りではなく、仏教が伝えたいのは次のようなことだと感じます。
 
「理想を持って一所懸命に生きる中でも、対象に執着せずに、いつも心に余裕を持てる俯瞰の視点でいなさい」
 
そうでなければ、この世界は何も発展しませんからね笑
 
お釈迦様が豪奢な王子の座と、妻子を捨ててまで出家をしたことから、「悟るためには捨てるべきなのか?」と勘違いをしてしまうかも知れません。
 
お釈迦様が国を捨てたのは、庶民と同じか、さらに下の目線に降りないと、高いところから見下ろしているだけでは、悟ることは出来ないと考えてのことでしょう。
 
立場が特殊過ぎますし、お釈迦様は人類のために仏教を創成する使命を帯びて、太陽神界から転生された御方と聞いています。
 
お釈迦様も「持てるものを捨てなさい」とは教えておらず、「執着を捨てなさい」としか教えていません。
 

執着を捨てるためには、死生観を育み、魂の視点が必要

 
では、「執着を捨てるためには何が必要なのか?」と考えてみると、死生観を正しく持つことが要となると感じます。
 
例えば、大切な家族への愛情はそのままに、執着だけを捨てるためには、魂の視点で物事を考える必要があるでしょう。
 
自分も、家族も、それぞれが今生でのやるべき事があり、縁があって家族として転生してきています。
 
例え家族が重病になって苦しんでも、不慮の事故で障害を負っても、最悪死亡しても、それは過去生や今生で発生した悪縁の昇華(消化)のために必要なことであり、霊的な視点で観れば魂は借金を返済して成長をしています。
 
もちろん悲しいことには変わりありませんし、執着を捨てるとは、感情を捨てて冷徹になるという事ではありません。
 
ただ悲しみ狼狽えるのではなく、愛情がある故に悲しむものの、冷静にやるべきことを全うするために、前を向き続けるということです。
 
すべてに対して執着を捨て、なおかつ深い愛情を忘れずに人と接することが出来る人、、、つまり悟りを開いた人は、霊界の真実も全て知っていることでしょう。
 
悟りを開くまでの段階で、徐々に魂本来の自分(真我)に気づいていくため、比例して霊性が前面に出て来て霊界を観る霊眼、霊耳、霊脳が発達し、完全な開眼とともに悟りを開く(真我覚醒)のだと思います。
 
現代には、まだ居ないようですね。約1名、そこすらも超越している方がいらっしゃいますが笑(いつものごとく、神意に反するため言えませんが)
 
つまり、執着を捨てるということは、肉体に囚われた価値観のままでは、達成はし得ないということですね。
 
それほど難しいわけですが、これからの時代はラッキー(?)なことに、否応なしに色々捨てなければならない時代になりそうです。
 
特に、食欲への執着は、早々にある程度捨てておいた方が良いでしょう。
 
これも完全霊性の時代、弥勒の世へ向けての必然であり、「物質社会への執着を少しずつ捨てておきなさいよ!」という神様からのメッセージを暗に感じます。
 
 
 
 
 
 
あなたの心に、常に太陽が在る事を祈りつつ。。。
 
明日も善い一日になりますように😄



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